Mac OS X は xml ファイルを広汎に利用しています ; xml は html と密接な関連のある構造化言語です。
TeXShop では5つの xml ファイルを設定のために用いています: completion.plist ・ autocompletion.plist ・ KeyEquivalents.plist ・ Macros_Latex.plist それに Macros_Context.plist です。これらのファイルはユーザ個人のライブラリ内にある ~/Library/TeXShop というフォルダ内に置かれています──このフォルダは TeXShop が初めて起動した際に作られます。もし TeXShop のデフォルト設定をいじっており、それをそのまま他のマシンに移行させたいのであれば、~/Library/TeXShop をコピーしてください。
ファイルは、LaTeX パネル、オートコンプリート、メニュー項目のショートカットキー、マクロメニューなどの設定に利用されています。詳細についてはこのドキュメントの別の場所で述べてあります。
plist 形式のファイルはごく普通のテキストファイルなので、TeXShop や TextEdit ないしは他のテキストエディタで開いたり編集したりできます。ファイルを編集するのは簡単ですが、いくぶん退屈です。
もし plist ファイルに Unicode 文字が含まれているなら、UTF-8 形式で編集し保存する必要があります。TeXShop でそうしたファイルを開く前に、TeXShop のエンコーディング設定を UTF-8 に変更してください。そのうえでファイルを編集したり保存したりします。その後エンコーディング設定は元に戻しておきます。もし以前に設定しなおしていないなら、デフォルトでは MacOSRoman です。
Mac OS X の Developer Tools をインストールしているのであれば、.plist ファイルをダブルクリックすると、Property List Editor というプログラムで開かれると思います。このプログラムは plist ファイルを編集するのに便利ですが、バグだらけですし、ファイルのすべての情報を表示できません。ことに、コメントが欠けてしまいます。TeXShop を使うほうがいいでしょう。